他人を思いやる想像力、行動する勇気

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ものすごく久しぶりに絵本を読んだ。

新聞の広告で知り興味が湧いたので購入。

 

第一次世界大戦が始まった年(1914年)のクリスマスにあった実話。銃を持たずに歌ったり一緒に食べたり、サッカーで遊んだりしたといった内容。

 

クリスマスが終わっても戦争が終わることは無かったけど、クリスマスを共に祝った彼らは撃ち合うことはせず、命令があれば空に向かって撃ち、大きな攻撃作戦があれば相手に気をつけるように伝えたそう。

 

銃を持たずに1対1で鉄条網まで歩くのすごいドキドキしただろうな。裏切ってどちらかの国の兵士が撃つこともありえるので。クリスマスの歌を共に歌った彼らならきっと仲良くできる、殺し合わなくて済むと思っても私はこうやって行動する勇気はない。

でも彼らはその勇気があったからこそクリスマス以降はお互いを撃ち合うことをしなくて済んだ。

 

他者が自分のように、生活していて大切なものがあることを想像できればそもそも戦争は起こらない。分からないからこそ武力で押し付ける行動を取ってしまうんだよなと思う。

 

国のトップにも読んで頂きたい絵本ですね。